コラム
2020/01/28
SDGsという言葉をご存知でしょうか?
コラム

私たちが活動しているThink! Living Labは、そもそも「みんなでこれからの暮らしを考えよう」という主旨から始まっていることから、SDGsも決して無縁ではありません。
SDGsの17のグローバル目標の中で、私たちの活動に近いものを挙げるとするならば、
【目標4.質の高い教育をみんなに】すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
【目標8.働きがいも経済成長も】包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
【目標11.住み続けられるまちづくりを】包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
の、以上の3つの目標に該当するかと思います。以下、「139のターゲット(具体目標)」とともに、私たちの活動と紐付けながら、ご紹介致します。
【目標4.質の高い教育をみんなに】では、
4.2 2030 年までに、すべての子どもが男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。
4.4 2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事 及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
といった目標に向けて、私たちはまず、マンションの共用施設に設けた、本を通して人と人をつなぐ「まちライブラリー」を地域に開放し、
老男男女、世代を問わず、地域の様々な方がそれぞれのスタイルで本や絵本などを読むことができるとともに、幼児教育から生涯学習にまで対応可能な空間をご用意し、学習機会の創出を行います。
【目標8.働きがいも経済成長も】では、
8.3 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。
など、共働きが多くなっている社会にあって女性が働きやすいシステムをアズママやタスカジのサービスを導入することを通じて実現するとともに、
上記の「まちライブラリー」を自宅と仕事場とは別のもう一つの空間=サードプレイスとして最大限活用していただくことで、
テレワークを推進したり、起業、副業を推進してまいります。
【目標11.住み続けられるまちづくりを】では、
11.7 2030 年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。
については、マンション敷地内の公園緑地を充実させるとともに、「まちライブラリー」やアズママやタスカジといったサービスの提供を通じて、
地域コミュニティとの共生や多世代交流を図り、子育てから生涯学習まで、持続可能な暮らしづくり、まちづくりを目指しています。
少々大上段からの堅い話に終始しましたが、共用施設「まちライブラリー」を地域に開放するなど国内でも稀な取り組みとともに、
これからの暮らし方改革に対応可能な住まいとして試行錯誤を繰り返してまいります。