「日本免震構造協会技術賞」
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■耐震構造とは
建物の骨組みを強化し、
地震の揺れに耐える構造。
制振構造に比べ地震による揺れが大きく、
構造体の損傷も大きい。 -
■制振構造
制振装置により地震エネルギーを吸収して
揺れを低減し、
構造体の損傷を防止する構造。 -
■DFS
一般的な制振構造に比べ、
制振装置が地震エネルギーを多く吸収し、
構造体の損傷を抑えます。
住宅棟部を制振装置で連結。
建物内側に構築した壁構造物(フリーウォール)を強固な「心棒」とし、
その外周に柱と梁によるラーメン架構の住宅棟部を配置。
揺れ方が異なる2つの構造体(心棒・住宅棟部)を連結した制振装置が、効率よく地震エネルギーを吸収し、
地震・風による建物の揺れを小さくします。

01
長周期地震から直下型地震まで幅広い領域で地震の揺れを小さくします。
揺れ方(周期)の異なる2つの構造体で建物を構成することにより、
海洋型から直下型まで様々な地震動に対して揺れやすい構造体の揺れを一方の構造体が抑制します。
02
小さな地震はもちろん、風による建物の揺れも小さくします。
地震の大小によらず、大きな減衰効果を発揮します。
また、台風や突風による揺れも、建物全体に設置した制振装置により小さくします。
03
制振装置が建物の損傷を抑えます。
独立した構造体の揺れ方の違いによって、制振装置には大きな変形が生じ、地震エネルギーの多くを消費します。そのため、構造体(住宅棟部)の消費エネルギーが小さくなり、建物の損傷は小さくなります。

地震エネルギーの分担イメージ(概念図)
03
制振装置が建物の損傷を抑えます。
独立した構造体の揺れ方の違いによって、制振装置には大きな変形が生じ、地震エネルギーの多くを消費します。そのため、構造体(住宅棟部)の消費エネルギーが小さくなり、建物の損傷は小さくなります。
04
居住空間に対して、高い遮音性能を確保します。
騒音の原因となる立体駐車場を厚いコンクリートの箱(フリーウォール)で囲み、さらに住宅棟とフリーウォールを切り離すことで、居住空間に高い遮音性能を確保します。
04
居住空間に対して、高い遮音性能を確保します。
騒音の原因となる立体駐車場を厚いコンクリートの箱(フリーウォール)で囲み、さらに住宅棟とフリーウォールを切り離すことで、居住空間に高い遮音性能を確保します。

時代を象徴するランドマークプロジェクトに携わってきた、
大林組。
「シエリアタワー中之島」の施工を手掛けるのは、株式会社大林組。1892 年の創業以来、「誠実なものづくりの姿勢」や 「技術力」という先人たちから継承してきた DNA を根幹に、 東京中央停車場(現:東京駅)、関西国際空港、東京スカイツリー ®など、 時代を象徴する数々のプロジェクトに携わってきた、ものづくり企業です。

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